週間市場動向

【投資熟考】日銀政策変更無し、金融市場波乱に注意を!!シリコンバレー銀行破綻

こんにちは、AI TRUSTです。

先週は暗号通貨系のシルバーゲートが、そしてIT系スタートアップに積極的に貸し出しを行っていたシリコンバレー銀行が連続して破綻しました。

これにより米国株式市場、暗号通貨市場ともに混乱をしています。

ステーブルコインのUSDCが急落!!

昨日、USDコイン(USDC)発行元のサークルがシリコンバレー銀行(SVB)から、33億ドルを引き出せなくなったことを明らかにしたほぼ直後からUSDCに売りが殺到し、ステーブルコインの価格は1ドルの大台を割り込みました。

本来1ドルであるはずのUSDCは一時的には0.879ドルと、12%以上乖離する状況までいきました。これはヘッジファンド等の売り浴びせもあったと思います。

しかし、今は価格は戻ってきており、日本時間、日曜日朝朝9時過ぎ時点では0.97ドルまで戻ってきていますから、USDCのペッグ乖離問題自体は収束すると思います。

ただし、リスク面で考えるべきは、アメリカの規制当局の規制強化です。今回の乖離問題で、ステーブルコインの発行体に対して、より厳格な資金管理を求めるのは確実だと思います。

ステーブルコインの発行体自体は発行に対して利息を払っていなければ問題ありませんが、昨年春に破綻したUST、LUNAのように、資金集めのために高い利息を支払っているようであれば、逆鞘リスクがあります。

そうなった場合、資金流出が続けば破綻リスクがあります。この辺りも注意する必要があります。

アメリカの銀行の連鎖破綻には注意を!!

そしてもう一つ。アメリカの金融機関の連鎖破綻には注意をしておく必要があります。

↓↓米銀行の連続破綻 今週の金融市場は?↓↓

【米銀行が連続破綻】来週の金融市場はどうなる?昨日の米国株は大幅続落で、特に金融関連銘柄が売られました。暗号通貨系のシルバーゲート、そしてITスタートアップ企業への融資に特化したシリ...

銀行は短期金利で借りて長期金利で貸し出ししますから、今のような短期金利が長期金利と比べて1%以上高い状況では、逆鞘が続き、預金引き出し(取り付け騒ぎ)が起これば、損をしても国債を売却して資金を準備する必要があり、そうなれば資金が枯渇して破綻するリスクがあります。

このあとはこのリスクの広がりに注視する必要があります。

パウエルFRB議長も流石に強行利上げもできないでしょうから、次回のFOMCの利上げは0.25%に収まることで、米国株式市場にとってはプラスに働くことになるでしょう。

日銀会合サプライズ無し、しかし問題は先延ばしされただけ!!

黒田総裁最後の会合でのサプライズは当然の如くありませんでしたが、植田新体制では積み上がった問題処理に当たらなければなりません。

黒田総裁の記者会見では、最後まで自らの行った政策が正しかったと言っていましたが、好きなようにやるだけやって、最後は逃げ出していくようにしか思えません。

↓↓日銀の3月の政策変更は無し インフレは続く↓↓

日銀の金融政策変更は3月は無し、インフレは継続? 日銀の黒田東彦総裁の後任候補に指名された植田和男元審議委員の所信聴取が先ほどありました。 ” 現行の日銀の大規模緩和策は2%の物価安定...

↓↓日銀の金融政策変更 国民の生活はどうなる?↓↓

日銀の金融政策変更、国民の生活は具体的にどう変わるのか?黒田日銀によって10年間続けられた超金融緩和策 そもそもの目的はなんだったのか? 長らく続いたデフレから脱却し、2%の持続的なイン...

4月、6月のどちらかの会合に注意

地銀、生保など、既に今の金利水準で抱える国債は含み損が積み上がっています。イールドカーブコントロール(YCC)を解除すれば長期金利は上昇します。そして、保有する国債の含み損は更に拡大することになります。

シリコンバレー銀行でおきたように、財務基盤が脆弱な地銀で取り付け騒ぎが起これば破綻は十分起こりえます。当然それを回避する動きは当局は行おうとしますが、再度金利を引き下げるような政策余裕は現実的ではありません。

4月、6月のどちらかの会合でYCC上限の引き上げ、もしくは撤廃は十分あり得ますので、その時起こる激震には今からしっかりと備えておく必要がありますね。

生成系AIの進化に注目!!

生成系AIは日進月歩で進化しています。

そして、ここには暗号通貨と同様の大きな投資、ビジネスのチャンスがあります。そして確実に様々な人の仕事をAIが置き換わります。

チャンスと同様に大きな職のリスクもあるということです。

AI TRUSTでは定期的に世界の最新の生成系AIの記事をアップしていきますので、こちらは確実に目を通しておいてください。

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