週間市場動向

【投資熟考6月13日】円という通貨の終焉と枯れゆく日本の未来

こんにちは。AI TRUSTです。

先週金曜日にアメリカのCPIの発表がありました。インフレは予想を超えた伸びを見せたため、NY株は暴落し、NYダウは880ドルの下落となりました。NASDAQも3.52%と大幅下落となり、当然のように、暗号通貨市場も急落しました。

※直近10日間のNYダウチャート

上昇する米10年債金利

インフレ率の高止まりにより米10年債金利は3.165%まで上昇しています。

インフレ率の高止まりにより6月、7月のFOMCでの0.5%の利上げにとどまらず、9月のFOMCでも0.5%の利上げの声も高くなってきており、日米金利差はさらに加速することになります。

円安は止まらない

週末のドル円は1ドル:134.4円の水準となっていますが、10年債金利の上昇により、日米間の金利差はさらに拡大しています。

いよいよ135円を超える円安になり、節目の135円を簡単に突破するようであれば、140円,150円という円安も現実化すると考えるべきでしょう。

日銀の黒田総裁は先週は馬鹿げた発言をし、その後訂正もしていましたが、日本の物価も間違いなくこの後も上昇し続けます。エネルギー、食料品価格の高騰は続きますし、物価が下がる要因は一切ありません。

所得が大きく上昇しているアメリカで消費者の購買意欲が下落している!!

アメリカでは人手不足の影響も大きく、労働者の所得は大きく上昇しています。コロナ禍で2年間、レジャーも思い切って楽しめませんでしたので、アメリカ人の消費意欲、購買意欲は旺盛なはずです。それなのに、米消費者信頼感指数は落ち込み始めているのです。このことに日本人はもっと危機意識を感じるべきなのです。

所得の伸びよりもインフレ率が高いため、消費に慎重になっているということです。もっと言えば、所得の低い層は、物を買いたくても買えない状況になってきているということです。

ほとんどの日本国民は茹でガエル?

カエルを熱湯の中に入れるとすぐに飛び跳ねて逃げ出すが、水から徐々に温度を上げていくと水温の上昇を気づかず茹でられ死んでしまう ” というのが茹でガエルの寓話です。

今の多くの日本人はまさに茹でガエルと同じ状況にあります。

長く続いたデフレの影響で、物価が上昇することに拒否感を持ち、物価上昇を受け入れてきませんでした。100円均一なども台頭し、本当に日本の物価は下がり続けてきました。しかし今はもうこれは限界です。企業物価指数は10%程度上昇する中で、企業は価格に転嫁するしかない状況にあります。

デフレの容認は所得の減少と表裏一体の関係にあります。物価の下落は企業の利益を圧迫する要因となりますから、当然のことながら人件費も圧迫されるわけです。日本人の所得は本当に長い間上昇しませんでした。

そしてここにきてのこの円安です。そしてさらに円安は加速する可能性が高いわけで、物価はこのあとますます上昇が加速するでしょう。多くの日本人の生活は更に厳しくなっていくのです。

世界の通貨の中で円が一人負け

円という通貨は今は世界中の殆どの通貨に対して下落しています。しかも今年に入ってから急落しているのです。AI TRUSTでは以前から言い続けていることではありますが、円だけで資産を持つことのリスクを真剣に考えてください。

日本に住み、特に海外に行く予定もないから円だけの資産で構わないと思っている人も多かったと思います。しかし今回の円安、物価高で、それが間違っていたことが理解できたかと思います。円の価値が下落してしまえば、日本に住んで日本円を使っていても、負の影響は本当に大きいのです。

円の価値が下がるということは、日本という国のレベルにおいても、本当に大きなリスクが高いのです。食料品、エネルギー、肥料、飼料、コンテナ戦・・・等々 世界中で不足する中で取り合いになっています。

日本円の価値が下がっているということは、より多くの対価を支払わなければ、獲得競争に負けてしまうということです。

アフリカ、中東の現状をみてください。ウクライナ戦争が長期化する中で、小麦、とうもろこしを貧しくて買えません。多くの人たちが本当に極貧状態に陥っています。今年は相当数の飢餓による死者が出ることになるでしょう。

日本はまだそこまでのレベルには当然のことながら落ちていません。しかし確実にジリ貧になることは間違いないのです。

・積み上がった借金 → 既に返済不可能

・少子高齢化 → 対策は完全に手遅れ

・社会保障崩壊 → 国民負担は加速度的に積み上るでしょう

・年金崩壊 → 受け取り条件は加速度的に酷くなると考えるべきです

既に物価上昇の中で多くの日本人の生活は苦しくなっていますが、これが収まるわけではなく、円の下落とともにさらに厳しくなっていくのです。

そして物価が高くなり生活が苦しくなるだけでなく、社会保障制度そのものが非常に厳しいものになっていくと考えておくべきです。もらえる年金は減り、受け取り条件も厳しくなり、長生きをすること自体が大きなリスクとなる。非常に残念ではありますが、これが現実の日本なのです。

まだ逃げられるだけの猶予はあるのか?

稼ぐ力を身につければどんな時代にもチャンスはあります。円安だからこそ、海外の人にものを売れば大きな利鞘を稼ぐことができます。日本の地方にはまだまだコレクターアイテムのお宝が埋まっています。

起業にも大きなチャンスはあります。これだけの円安になれば、外国人からすれば本当に日本は何を買っても、泊まっても、食事をしても安いわけです。円安が長期化すればするだけ、インバウンドビジネスは拡大するでしょう。そこに携わっていればチャンスを掴める確率は高いです。

既に一定の年齢になり、今更ビジネスは無理だという方は、やはり円からの資産分散が重要になります。米優良株はFOMCが利上げを続ける中では更に一段下落する可能性が高いです。ドルコスト平均法でGAFAM、次にくるGAFAMを買っておくことは有効な投資方法となります。

次のGAFAMをどのように選ぶのか

下記のグラフは優秀なIT系人材がどの企業からどの企業に移っているかを示したものです。この移り先こそが次なるGAFAMである可能性が高く、分散投資の有力な対象先となる可能性が高いと考えています。

ジャパニーズウイスキーの限定品を買っておく!

日本にいるからこその資産防衛策として、サントリーの山崎、白州、ニッカの余市などのジャパニーズウイスキーの限定品を販売直後にヤフオク等で買っておくことも非常に有望な投資方法です。多くの外国人は同じタイミングで買いたくても買えませんので。ジャパニーズウイスキーはアジアの富裕層に絶大な人気があり、オークションでも毎回高値を更新しています。

例えばこちらは2020年の秋にサントリーから限定発売された山崎の4本セットですが、当時であればヤフオクでも30万円程度で買うことができました。

それが先月の香港のオークションでは、円安が香港ドルに対しても進んだこともあり、落札価格は170万円程度となりました。

なんと、1年半程度の間に5.6倍の値上がりなのです。この後も同様に値上がりするという保証はありませんが、発売直後の限定品であれば、ヤフオク等の価格もそこそこで抑えられますので、数年間から10年、20年保有する資産としては最も安定的に高いリターンを得られる分散投資先だと考えられます。

ウイスキーはワインと違い、ほぼ劣化はしませんので、保管も簡単なのです。

暗号通貨をどう考えるべきか?

暗号通貨市場は昨年12月から大きく下落しました。ビットコインの価格は高値から半値に下がり、多くのアルトコインの下落率は惨憺たるものです。

” 暗号通貨はダメなのか? ” と言えば全く違います。

ドルとペックしているステーブルコインを持っておけば、円に対しては大きく価値は上昇しているのです。ビットコインやイーサリアムを買うのではなく、市場の下落期にはステーブルコインを持っておけば良いのです。

今は暗号通貨市場の底値を待つタイミングです。大底で買うことができれば、そこからの上昇率は他の金融市場、投資先を圧倒するだけの上昇が見込めます。暗号通貨はドルに連動しますから、円安が続けば、円換算で計算すれば、さらに大きな資産の上昇効果があります。

そして底値を見極めらるとすれば、ビットコインやイーサリアムだけでなく、財務体制がしっかりとした、実社会での必要性の高いアルトコインを5種類程度保有しておけば、資産増加効果はさらに大きくなることになるでしょう。

底値から高値までの上昇率はアルトコインの場合、100倍、500倍、1,000倍がざらにあるわけですから。次の上昇のタイミングでこのチャンスを掴むことこそ、” 沈みゆく円、沈みゆく日本から自らを守る最大の防衛策 ” になることは間違いなさそうです。

うまくいけば、仮に1,000ドルだけ買っただけでも、10万ドル、50万ドル、100万ドル。更にはここに円安効果も加わるわけです。小さなリスクで最大限のリターンを得られる可能性があるわけです。

ただし、暗号通貨投資の非常に大切なポイントとして、必ず利確を行うことが重要です。暗号通貨に投資を行なった多くの人は、一時的に大きな暗号資産を作るものの、利確のタイミングがわからず、下落時には何が起こっているのかもわからず、フリーズした状態になってしまい、ほとんどの暗号資産を失うのです。

とにかく利確を行うことが何よりも重要なのが暗号通貨投資なのです。そして、利確のタイミングに関してもクリプトトレンドリサーチでは常にレポートで配信しています。

どのアルトコインを選定すれば良いのか?

クリプトトレンドリサーチでは様々な暗号通貨投資を行う上で、非常に便利なツールを新たに開発し続けています。先週登場したのが、アルトコインの底値判断ツールです。暗号通貨市場自体はまだ底値ではなく、インフレが落ち着き、FOMCの利上げが落ち着く段階が底値になると判断しています。

その時のビットコインの底値に対して、それぞれのアルトコインの価格がいくらになっているのか? 個々のアルトコインの予想価格を2つのパターンで具体的に全て数字化しています。この予測値はかなり精度の高いものになると思います。

そして、今行っていることは、再度大きく成長するアルトコインの選定です。財務体質、市場成長性など、多くの項目を検証し、成長するアルトコインを探し出し、底値のタイミング、そして選定するアルトコインの情報をクリプトトレンドリサーチの利用者に限定してお届けしていきます。

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” そのチャンスがいつ到来するのか?”
” 早ければ今年の夏になる ”

と考えています。そしてこの情報も確実にクリプトトレンドリサーチを利用する皆さんには、専用SNS,メール、専用サイトのレポートにてお伝えしていきます!!

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