2026年5月4日 過去24時間の市場動向と経済ニュース
ビットコインの過去24時間ダイジェスト
ビットコイン
ビットコインは、提示価格ベースで78,953.74ドル、前日比+0.63%となり、78,000ドル台後半で底堅く推移しました。
上値では80,000ドルが意識される一方、米スポットBitcoin ETFへの資金流入回復、米暗号資産規制をめぐる進展期待、株式市場のリスクオン地合いが支えになっています。
ただし、中東情勢とエネルギー価格を通じたインフレ再燃リスクが残っており、短期的には「強いが、マクロ次第で振れやすい」局面です。
ETFフローについては、4月の米スポットBitcoin ETF流入が3月を大きく上回ったとの報道があり、機関投資家需要の回復が価格下支え材料として意識されています。
過去24時間の重要経済・金融ニュース
FRB、利下げ示唆に慎重姿勢 イラン戦争でインフレ判断さらに難路
ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は、イラン戦争が長引くほどインフレ上振れと景気悪化の両リスクが高まり、FRBが金利見通しを明確に示しにくくなると述べました。
直近のFOMCでは政策金利を3.50〜3.75%に据え置いた一方、次の一手を利下げ方向と示す文言に対して複数の地区連銀総裁が異議を唱えています。
カシュカリ氏は、状況によっては利下げではなく利上げもあり得るとの認識を示しており、市場が期待する早期緩和シナリオには水を差す内容です。
ポイントは、原油・燃料価格の上昇が一時的ショックで済むのか、粘着的なインフレに再点火するのかです。
株式や暗号資産にはリスクオンが続いていますが、金利低下を前提にしたポジションは、FRB内の分裂とエネルギー価格次第で急に修正される可能性があります。
ユーロ圏に景気後退警戒 ECB高官、エネルギー依存の弱さを指摘
ECB理事会メンバーでもあるギリシャ中銀のストゥルナラス総裁は、中東紛争が続けばユーロ圏が景気後退に陥る懸念は「現実的で正当化される」と述べました。
同氏は、ユーロ圏経済にはなお耐性があるものの、勢いは弱まっているとし、エネルギー価格上昇と不確実性が成長とインフレの双方に直接影響すると説明しています。
米国よりエネルギー輸入依存度が高い欧州では、同じ原油高でも交易条件悪化と企業コスト上昇を通じた打撃が大きくなりやすい構図です。
これは、欧州株、ユーロ、ドイツなど製造業中心国の景気見通しに対して慎重材料です。
投資家目線では、米国のAI・大型株主導の強さと、欧州の景気下振れリスクを同じ「先進国株」として一括りに見ない方がよい局面です。
ホルムズ再開案で原油に一服感 ただし米イラン合意はなお不透明
5月3日の中東市場では、湾岸株式市場の多くが上昇して終えましたが、米イラン合意をめぐる不透明感が上値を抑えました。
イラン側は、ホルムズ海峡の航行再開と米国の封鎖解除を含む案を提示したとされますが、トランプ大統領は最終文書を待つ姿勢を示し、攻撃再開の可能性にも言及しています。
この和平案を受けて、7月限ブレント原油は金曜日に108.17ドルへ2.02%下落し、エネルギー市場にはいったん緊張緩和の反応が出ました。
ただし、海峡再開や供給正常化が確認されるまでは、原油価格の下落を単純なリスク解消とは見にくい状況です。
市場全体では、原油安は株式・暗号資産には追い風ですが、交渉決裂ならインフレ・金利・地政学リスクが同時に戻るため、ヘッドライン依存の相場が続きそうです。
バフェット後のバークシャー始動 アベル氏に評価も熱狂は薄れる
バークシャー・ハサウェイでは、ウォーレン・バフェット氏がCEOを退いた後、グレッグ・アベル氏が初めて年次株主総会を主導しました。
ロイターによると、アベル氏は事業理解や運営能力では株主から高く評価された一方、バフェット氏と故チャーリー・マンガー氏が作ってきた「投資教育の場」としての熱気は薄れたと報じられています。
会場の空席や物販の売れ残りも目立ち、ポスト・バフェット時代のブランド力維持が今後の課題として浮かびました。
ただし、保険、鉄道、エネルギー、製造、小売を抱える複合企業としての文化や長期投資方針は維持されるとの見方も根強いです。
日本の個人投資家にとっては、AI相場のような高成長テーマとは対照的に、現金余力・事業分散・長期資本配分をどう評価するかを考える材料になります。
