先週は注目するエヌビディアの決算発表がありました。
決算内容は驚くべき成長で、発表翌日の時価総額の伸びは過去の米国株の記録を塗り替えました。先週の終値は788ドルで取引時間中には一時2兆ドル、日本円で300兆円を超えました。
エヌビディアの株価が大幅上昇したことで、他のAI関連銘柄も急騰しています。
猫も杓子もAIを語る時代がきますので、本物を見極めていくことが重要になりますね。
AIバブルの本格的な幕開け
先週のメルマガでは、実際にエヌビディアの決算を前後して市場をどのように予測したのかをアップすると言いましたが、大筋において正確だったと自負しております。
ここに公開したいと思います。
【 21日（日本時間22日早朝）のエヌビディアの決算について 20日時点での考え 】
エヌビディアの四半期決算に関して33人のアナリストの平均予想は１株利益が4.56ドルで、売上高は前年同期の60億5,000万ドルから203億7,800万ドルに増加すると見込まれています。3.38倍の伸びですから引き続き非常に強い成長です。
ただしこれは株価もこの伸びを想定して大きく上昇しているわけです。市場が織り込むエヌビディア株の決算発表後の変動率は上下いずれかの方向に11％程度となっており、これは通常の注目他社の決算後の変動率の倍近くの数字です。
同社の業績が予想を上回らずに単に一致するだけであれば株価が少なくとも10％下落する可能性があると専門家筋は出ています。売上の伸びの予想が3.38倍ですし、AMD等のライバル他社も台頭してきており、予想を大きく上回る決算になる可能性は確率的には低いのでないかと考えられます。
① 予想を大幅に上回る決算 エヌビディア株急騰、AI関連株上昇、AIバブルが膨らむ、日経平均過去最高値更新 暗号通貨市場も安心感から上昇
② 予想通りの決算 エヌビディア株はファクトセル、AI関連株も利確が進む。エヌビディアの売りが大量にでて10％を超える下げとなれば、市場は少し調整か。暗号通貨市場も利確の動きが進む
③ 予想を下回る決算 エヌビディアは大量売りで大幅下落、AI関連株も大幅下落（特に先高期待で上昇したARMなどは大きく下落）買いを入れるには良いチャンスとなりますね。暗号通貨市場も急落。BTCは10％程度は下落し、アルトコインは15％から20％下落というのも出てくると思います。
翌日21日現時点での考え
既に昨夜のNY市場で株価の予想変動値の半分程度までの下落が進みましたので、ある程度の調整が進んだと考えられます。（エヌビディアをはじめとするAI関連株が決算前に売られました。上記チャートの17日以降の部分です）
③の予想を下回る決算が出た場合は、ショックは大きくエヌビディア株、AI関連株も大きく下落すると考えます。暗号通貨市場も当然下落すると考えますが、昨夜のAI関連株の下落に対し、ETHは上昇し、BTCも底堅い展開が続いています。ということはアルトコインは大きく調整しても、BTC、ETHについては下落幅は限られ、当初予想していた極端に大きな下落が起こる率は低くなったとみています。
②の予想通りの決算になった場合、ファクトセルは出るでしょうが、今日のプレマーケットでも利確、下落が進んでいますので、決算発表後に下げがあったとしても、その後にすぐに価格を戻すのではないかとみています。この場合、暗号通貨市場ではBTC、ETHはほとんど下がらないどころか、BTCの現物ETFへの資金流入が増え、BTCを買い支えることになれば、上昇に向かうと思います。下げていたアルトコインも短期に反転するとみています。
①の予想を大幅に上回る決算となれば、当然エヌビディアの株価は反転上昇します。他のAI関連株も同様でしょうが、Telegramにはアップしましたが、ARMなどは3月にソフトバンクGからの売りが出るリスクもありますので、AIが実際に業績に反映している銘柄が、より安定的な成長が見込めるとみています。AI関連バブルがいよいよ拡大することになります。
暗号通貨市場は当然上昇することになり、こちらもバブルが加速するように思います。目先の値動きの大きなアルトコインは、より大きな幅での値動きとなり、トレードはより勝てやすく、非常に面白い状況になっていくと思います。
この時点で暗号通貨に買い指値を入れる
エヌビディアの決算内容が悪い場合に備えて低い価格での買い指値入れていましたが、それとは別で追加の買い指値をいれました。
そして、さらにエヌビディアの決算が発表される前の時点でエヌビディアをはじめとするAI関連株も分散して買っています。
暗号通貨については買い指値が見事ささり、BTC・ETH・SOLを購入できています。
日本時間の朝方エヌビディアの決算発表があり、驚くべき高い成長率が示され、これによってエヌビディアの株価は急騰し、AI関連株がそれに伴って急上昇しました。
AI関連株の買いは大正解でした。
暗号通貨市場はもう少し大きく上昇するかと考えていましたが、日曜日の午前の段階ではまだ静かな動きではありますが、購入したそれぞれのトークンは既に大きく含み益が出ています。今回の推測もほぼ的確だったと思います。
バブルでは多くの人が勝ち、利益を享受することができる
AI関連は今後長期間にわたり大きく成長することは間違いありません。日経平均も過去最高値を超える中で、4万円を超えるのも早いと思います。
過剰流動性バブルは確実にこのあと大きく広がっていくと考えられますので、市場の成長を上手に活かしつつ、バブル崩壊リスクに慎重に備えることが大切です。
浮かれて市場の波に流されれば、最後には必ず波にさらわれ悲惨な目にあいます。投資力を鍛え続けてください。
市場が上昇し、成長するタイミングは、市場の価値そのものが大きくなっているわけで、参加さえしていれば、ほとんどの人が勝ち、利益を享受することができます。
しかし、必ずバブルには終わりがきます。見極め、利益を確定させ、退避することが重要なのです。
資産バブルの時代は二極化をさらに進めます。チャンスとしてこのバブルを活かしていきましょう。
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