ここにきて世界の投資市場の節目が変わってきたと感じています。まだまだマクロ経済リスクはありますが、ここから大きく市場が下落するというよりも、上下動を繰り返しつつ、次の上昇期に向かいつつあると考えています。
米企業の決算は好調
米株は今回の決算シーズンは全体として予想よりも明るい内容でおわりました。これまでに第2四半期決算を発表したS&P500種構成銘柄のうち約75%がアナリスト予想を上回っています。
これが市場の買い安心感を与え、株式市場、暗号通貨市場の上昇を後押しした格好となったわけです。住宅をはじめ消費者動向も悪い指数が出ていますが、アメリカ経済は思っている以上に体力があり強く、二四半期連続のマイナス成長に終わったのにもかかわらず、市場は上昇しています。
NASDAQのチャートを見ても、6月半ばから後半の大きな売りと下げがありましたが、その時点が底となり、上下動を繰り返していますが、確実に底上げしてきています。
ドルコスト平均法での買いは今の時点からは非常に有効な投資戦略だと考えられます。
ドル円も転換期?
先週のFOMCの利上げ発表後、1ドル138円台だったドル円も週末は133円まで円高が進みました。
パウエル議長は9月以降も利上げを続ける発言をしていますが、様々な経済指標が悪くなっていますので、市場は急速な利上げは続けないと判断し、10年債金利も下落したことで、円買いが進みました。
為替市場は大きなその時のテーマで動くことが多いです。今回の円安のテーマは ” 日米金利差 ” でした。円売りを進めていたヘッジファンドや投資家は、どこかのタイミングで売っている円を買い戻す必要があります。今はまさにその利確が進んでいるのだと考えられます。
あまりに円安が進んでいると、ドル建てでの投資には慎重になってしまいますが、120円台まで円高が進むようであれば、そのあたりでのドル建資産への分散は有効になるとAI TRUST編集部では考えています。
世界を変える大きな潮流 Web3.0
” Web3.0、メタバース、NFT ” これらの言葉を聞く機会が増えてきました。実は全てこれらのキーワードはそれぞれが繋がっています。
そして、Web3.0は本当に世界を変える大きな潮流となることは確実です。Web3.0を理解し、活用していけば、誰もがその中で大きなチャンスを掴むことができます。
投資として大きな成果を上げることもできますし、ビジネスに活用して大きな成果を掴むことも可能なのです。
Web3.0とは?
知っている人も多いかと思いますが、改めて簡単に説明してみたいと思います。
Web1.0とは?
インターネットが登場し様々なホームページを読むだけ、閲覧するだけの世界でした。
Web2.0とは?
FacebookやMixiをはじめとした様々なプラットフォームが登場し、自ら参加し読むだけでなく、書くことができる世界です。
しかし、自らが書いたコンテンツの所有権はあくまでもプラットフォーム側にあります。自分が書いた、撮ったコンテンツにもかかわらずです。プラットフォームはそこに集まる人々のトランザクションから、多くの利益(広告収入等)を得てきました。
この収益は書いたり撮影した本人にはほとんど還元されません。YouTuberなどは集客することで利益を稼げていますが、やはりほとんどの収益はプラットフォーマー側が得ています。
そして常にプラットフォーマーの都合で支払われる分配も変わり、ルールも勝手に変えられてしまいます。Web2.0になり、世の中は非常に便利にはなりましたが、非常に一方的で不合理な世界なのです。
Web3.0とは?
そして、Web3.0というのは読む、書くだけでなく、自分のコンテンツやウェブ上の行動などの権利を自らが保有し、それを様々な形で活用することができる世界なのです。
” ディセンタライズ=非中央分散 ” がポイントです。
暗号通貨投資家の中にはDefiを既に利用している人も多いと思いますが、DefiのDもまさにディセンタライズです。非中央集権の金融の仕組みだからこそ、銀行等の中央集権型の金融機関と比較して、圧倒的に有利な運用も可能となっているわけです。
Web3.0の基盤となっているものがブロックチェーンであり暗号通貨であり、これが非常に大きなポイントです。AI TRUSTのメルマガを読まれている読者の多くが暗号通貨への投資もされている方でしょうし、Web3.0の世界では一歩も二歩も有利な立場にあるわけなのです。
日本でもWeb3.0やメタバースに対しての議論が政治の世界でもかなり盛り上がってきてはいるのですが、残念ながら、基盤となる暗号通貨部分を置いてけぼりで話が進んでいますので、” なんちゃってWeb3.0 “ になる可能性が高いわけなのです。
Web3.0で大きく成長が期待される日本の企業も、税制的にあまりにも不利、というよりも実質不可能なため、どんどん海外に流出してしまっています。今はこの問題も深刻に捉えられ、ようやく税法を変える動きにもなってきています。
暗号通貨投資で得た利益に対しての税率も最高税率の場合の55%から、20%に変えようとする流れのようですし、そうなれば、日本人暗号通貨投資家にとっては大きな追い風となります。早期の減税の決定に期待したいところですね。
Web3.0への加速が暗号通貨市場を守った?
Web2.0からWeb3.0の世界への変化はかなり画期的で、思っている以上に早いスピードで向かっていると感じます。暗号通貨市場は昨年12月から大きく下落しましたが、大底は6月だったのではないかと考えています。
特に5月、6月の暗号通貨市場は最悪の状態にありました。2018年の暗号通貨バブルの崩壊よりも、さらに悲惨な状況に陥る可能性が高いと考えていました。
・ステーブルコイン、1ドルで推移するはずのステーブルコインの無価値化
5兆円以上のステーブルコイン、そして相対する暗号通貨の価値がほぼゼロに
・世界最大手のひとつである暗号通貨ヘッジファンドのスリーアローズの破綻・夜逃げ
・世界最大手のひとつである暗号通貨レンディング企業であるセルシウスの破綻
・さらにはボイジャーをはじめとするいくつものレンディング企業、取引所の破綻
そして、これがどこまで広がるのかが全くわからない状況に6月はありました。
何が最悪かと言えば、価格が暴落するだけならば自己責任で済む話です。しかし信頼できる先だと思って預けていた先が次々と破綻し、資金が戻ってこないとなると話が全く違ってきます。
本質的な問題として、暗号通貨業界全体が信頼できないという話になり、機関投資家やファンドの資金はどんどん流出し、暗号通貨市場自体が無価値化していく可能性も十分にあったのです。
節目が変わった?
しかし、7月に入り暗号通貨市場は底堅い値動きが続きました。思っている以上に早い回復をしています。
” Web3.0の本質を理解する人が世界中に数多くおり、その基盤となるのが暗号通貨だとわかっているからこそ、暗号通貨市場が思っているよりも崩れなかった!! ”
今振り返ってみると、このことこそが暗号通貨市場回復の答えだったのではないかと考えられます。
” Web3.0を理解すること ”
” Web3.0を活用すること ”
” Web3.0のチャンスを掴むこと ”
これからの不確定なカオスの時代を強く賢く生き抜くためにWeb3.0は必須なのです。
今週土曜日の午後1時からZOOMセミナーを開催します!!
” Web3.0 このチャンスを最大化させる方法 ”
世界経済、暗号通貨市場の潮目が変わった今、新たなチャンスを最大化させる戦術をお話したいと思います。
・今の世界のマクロ環境、投資市場の状況 この後の市場はどう動くのか?
詳細を説明していきます。
・NFTとメタバースがWeb3.0とどのようにつながるのか?
この可能性の大きさについて解説します。
・Web3.0を誰もがビジネスにして暗号資産を継続的に増やす方法
日本中で、インバウンドビジネスをはじめとした様々なビジネスに活かせる新たな
パッケージ化されたシステムについてお話させていただきます。
今回のセミナーの講師は全てチャーリーで、本来は有料で開催するものですが、Web3.0のチャンスを多くの人に理解して頂くために無料で開催します。
ただし、人数は300人に限定させていただきます。
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毎週1回情報をまとめてお送りします。
AI TRUSTでは日々の金融市場に影響を与えるニュースを独自の視点から解説を行っています。是非ご自身の投資指標としてご活用ください!!