暗号通貨

暗号通貨市場で勝利するにはマクロ要因分析が重要

こちらの記事はクリプトとレンドリサーチの参加者のために4月11日に発信したレポートです。

想定通りの下落展開となりましたが、世界経済、マクロ視点から俯瞰していかなければ、現在の乱高下する暗号通貨市場で継続的に成果を上げるのは難しいのです。

レポートの最重要部分は記事の中では省略させていただきます。

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過去1ヶ月のBTCを見ると

3月半ばから上昇したBTCは38,000ドルから48,000ドルまで1万ドル、25%以上上昇し、46,000ドルの壁もスムーズに超えたことから、さらなる一段高を期待しましたが、46,000ドル台を割り込むと、先週1週間は継続して下落する状況となりました。

直近の暗号通貨市場は、NASDAQ市場との相関性が改めて高くなっており、今後の市場を見極める上では、世界経済のマクロ要因から予測していくことが正しいと考えています。

10万ドルポートフォリオの戦略としても改めて変更し、BOX圏相場に対応する形での売買に切り替えます。Telegramでは昨日発信しましたが、1週間で20万ドルのポジションに対して20%、4万ドルも資産額が減少するような相場環境では、保有し続けることが最大のリスクとなります。臨機応変に売買を行います。

アメリカのCPI(消費者物価指数)要注意

アメリカの消費者物価指数は日本時間の明日、4月12日 21:30に発表予定予定です。前回は7.9%の伸びでしたが、今回は8.4%とさらに高い伸びが予測されています。

この想定の範囲内に収まれば、直近は下落傾向が強かったNASDAQは大きく反発する可能性が高く、そうなれば暗号通貨市場には安心感が広がり、直近の下落を埋める短期的な反発が見込めます。

しかし、想定を超えた高い伸びを見せた場合、NASDAQ市場は急落するリスクが高いです。それは何故かと言えば、FOMCの金利高につながるからです。そして暗号通貨市場は急落し、BTC価格は再度4万ドルを割れることになるでしょう。

FOMCの利上げ

直近の関係者の発言を見ると、次回は0.5%の利上げは当然のこととして、その後についても0.5%の利上げを行うべきという声が大半を占めており、金融引締が加速することになりそうです。金利の急上昇はNASDAQ市場の下落につながる可能性が高く、そうなればNASDAQ市場との親和性の高い暗号通貨市場には重しとなります。

直近10日間のアメリカの10年債の利回りをみても急騰していることがわかります。今日の現時点では2.7%を超える水準となっており、日米金利差の拡大により再度円安が進み、124.4円台となっています。為替の急激な動きは株式市場からのリスク回避の流れを強くします。確実に金融市場のボラティリティが高くなります。

昨年のようなわかりやすい上昇期の動きにならない最大の理由はここにあります。年内はFOMCのたびに利上げが行われる可能性が高く、そのたびにNASDAQ市場が下落する展開が予測されるとするならば、暗号通貨市場が単純に大きく上昇する場面は訪れないと考えるべきです。

ドル円の動きに関しても明日のCPIが予想を超える上昇となれば、米金利先高予測からドルが買われる動きが加速をし、125円を超える円安となる可能性が高く、一気に126円、127円台になることも十分にあり得ると考えますし、金融市場のさらなる混乱につながる可能性も高いです。

暗号通貨市場の裏話

Telegramグループでは書きましたが、今の暗号通貨市場は非常に歪な構造です。

ここから先は会員限定の内容ですのでここでは省略します。

SCRTで起きたこと

短期出遅れ銘柄としてSCRTの売買を行いました。20,000ドルに対して12%以上の利益をあげたのですが、

ここから先は会員限定の内容ですのでここでは省略します。

今週の10万ドルポートフォリオの戦略

まずは一度ポジションの全体を軽くします。一部のトークンは損切りします。そして明日のCPIの発表前に予測調査を徹底します。そして、市場予測よりも大きく高くなりそうな場合、ショート戦略を行います。金利先高感を嫌気した売りが加速する可能性が高いからです。

そして、大きく円は売られて円安に触れるでしょうし、翌日の日経平均も大きく売られる可能性が高くなり、暗号通貨市場は継続下落する可能性が高いからです。直近で大きく上昇している銘柄からショート銘柄を選定します。

CPIが予想の範囲に収まることが想定された場合、軽くしたポジションを買い戻し戦略でいきます。今は借入枠はありますが、それ以外は全て現物の暗号通貨を買っており、USDTを持っていないため、一度全体の動きに合わせられるようにするための戦略だとご理解ください。ミラートレードに備えているためでもあります。今週はかなり荒れた展開が予想できます。そこに対して万全の備えで進めていきましょう。

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実際の結果は?

このレポートをアップした月曜日の午前から3つの銘柄をショートを開始し、昨日のCPIの発表前のNASDAQ先物市場の上昇をみてポジションを決済しました。ショート戦略は見事的中となりました。今週はこの後再度ショートの大きなチャンスがありますので、そこに備えていきます!

クリプトトレンドリサーチの精度は非常に高く、乱高下する今の暗号通貨市場で勝ち抜くためには必須の内容です。是非こちらから詳細をご確認ください。