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【 ドル円104円を下抜け!】米大統領選が長引けば、円高に動く可能性

ドル円が104円の壁を下にブレイク

米国の大統領選が、混乱しています。勝利宣言はトランプ氏、バイデン氏がそれぞれ行なっていますが敗北宣言はなかなか出そうにありません。そして、不正選挙なども報じられ始め釈然としません。法廷闘争に持ち込まれると、さらに米国内が混乱する可能性があります。

そんな中、ドル円は強くサポートされていた104円の壁を5日のNY市場(日本時間で21時頃)で下に抜けてブレイクしました。過去の記事でお伝えしたように、かなりの節目であったので、下抜け後はあっさりと40ポイントの下落を見せています。本稿執筆時点で103.342円と104円突破後、ややボラティリティが高まってきていますが、今回は、下に抜けてきた後のドル円その後、そして米大統領選がもつれた場合のマーケットについての考え方を解説したいと思います。

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円高、日経平均高

日経平均は、6日に終値で2万4,325円をつけました。これは、29年ぶりの高値となっています。米国の大統領選の不透明感がひとまず和らいだとの見方から買いが入っているのと、米株も含め株価は季節的要因として、クリスマスに向けて上昇する傾向にありますので、ここからは底堅く上昇する展開が考えられます。株価の上昇でいえば米株ですが、バイデン大統領誕生と共和党が上院をとることで、バイデン氏が掲げている増税策は早々に決まらないだろうとの見方が強まっています。

29年前とは違う、日本経済

少し警戒しておかなければいけないのが、金融相場は29年ぶりの高値となりましたが、29年前とは日本の状況が全く違うということです。29年前の平成3年は、大型のディスコ「ジュリアナ東京」がオープンし、日本経済にはバブルの余韻が残っていた頃ですね。その後、大きく弾けています。

今回の日経平均高にたいして29年前のような好景気、と感じる人が今の日本でどれだけいるでしょうか。現在、米株も含めて株価と実体経済の乖離(かいり)が大きいことは、認識しておくべきです。とはいえ、金融政策によって株高はまだ続く可能性が考えられます。

法廷闘争なら円高に注目

さて、株価はバイデン大統領誕生を折り込んでいますが、トランプ氏があっさり引くかといいますと疑問が出てきます。今回問題となっているのが、郵便投票で不正が行われているのではないかという点です。

また、これは日本のSNSで話題となりましたが、ウィスコンシン州で突如バイデン氏が12万票増え、その間トランプ氏がゼロ、そして投票率が200%になったと拡散されています。これに関しては、保守系のFOXニュースなどでも否定されていますが、フェイクか真実か不明な点が、今回の米大統領選には多くあります。

ここで投資家として注目しておきたいのは、それがフェイクであろうが真実であろうが、「混乱している」という事実です。ここに目をやり、どう判断するかが重要と考えられます。ここからですが、仮にトランプ大統領が、敗北を認めず、法廷闘争になると、不透明な状態となります。

そうなると、ドル円やクロス円(ユーロ円、ポンド円、オージー円など)の売りが入る可能性、いわゆる円高も考えておく必要があります。余談ですが、これもデマだったのですが、「トランプ氏は負けを認めた」とTwitterで広まりました。しかし、当の本人のTwitterは、やる気満々・・。情報合戦に惑わされないためには、目の前のチャートで最終判断することが大切です。

短期的なドル高には警戒

6日に米雇用統計の発表がありました。10月は、非農業部門雇用者数が前月比63万8,000人増、前月の67万2,000人増から伸びが鈍化しています。これは、新型コロナウイルス感染が各地で再拡大と、政府支援が先細る中で景気回復ペースが失速している状況にあるということです。しかし、6日のマーケットの反応は限定的。米国大統領選の行方を見守っている状況でしょうか。

さて、ここからですが郵便投票で遅れは生じていますが、大統領が決まると4年前もありましたが、ドル高に触れる可能性があります。ただ104円を割り込んだこともあり、戻りとみて中長期的にはドル安方向で考えていますので、トレンドが出ることを期待したい場面です。なにはともあれ、大統領選の行方を見つつ、チャートで細かいポイントを抑えながら判断したいところです。

円高プラス売られる通貨は?

円高とは、ドル円・ユーロ円・ポンド円・オージー(豪ドル)円などの「円が買われる」ことをいいます。円が買われるとドル円でいえば、ドル円売りとなり、チャート的には下落します。はじめのうちは、少しややこしいですが慣れれば分かるようになります。

さてそんなドル円、クロス円で円との組み合わせ、いわゆる売る通貨はどれか?ということですが、売る=弱くなる可能性という意味でいえば、前述したようにドル安継続の考え方でいえばドル円売り、欧州の新型コロナウイルス懸念でいえばユーロ円売りなどでしょうか。

オージーは現時点では買っていい通貨ですので、下げにくい可能性が高く、ポンドはEU離脱問題の中、少し不透明感が残ります。このように、円高で円を買うと決めても、どの通貨ペアを選ぶか?はその国の情勢を把握する必要があります。

*あくまでも個人の観点から記載しています。投資判断は、自己責任でお願いします。

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投資歴16年。過去には様々な投資案件を行ってきており、為替FX、暗号資産(仮想通貨)分野に精通しており、現在は、トレーダー講師としても活躍中。
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