コロナ特集

【 医療崩壊事情 】新型コロナで他の病気の人は病院に行けなくなる

医療崩壊

新型コロナウィルスで医療崩壊危機

日本では緊急事態宣言が7都道府県から全国に拡大し、新型コロナウィルスで医療崩壊懸念が日本でも出ています。

海外では既に様々な国で医療崩壊が起こっています。

今回は、新型コロナウィルスが及ぼす医療崩壊事情について書いていきます。

世界と比較すると日本は明らかに感染数は抑えられていますが、これにはいくつかの理由があります。

・日本人は元々マスクをする
・ハグやキス文化がなく接触が少ない
・靴文化ではない
・手洗い、うがいの習慣

しかし、ロシアのように爆発的に増える可能性もないと言いきれません。

緊急事態宣言が発令されたのが4月7日。感染の潜伏期間は2週間といわれていますのでここから特に注目です。

異例の医師会の訴え「非常に危機的な状況」

緊急事態宣言が出される背景にはこのようなことがありました。
4月6日東京都医師会が緊急会見を開き「東京は非常に危機的な状況だ」と述べ、独自に「医療的緊急事態宣言」を表明しています。

宣言を出した理由は以下の通り

・現状でも病床数が逼迫(ひっぱく)している
・感染爆発を起こし、患者数が非常に増える
・病床が不足し、医療崩壊の危険性が高まる

新型コロナウィルスは法律で入院、増えないPCR検査

新型コロナウィルスは、「指定感染症」ですので法律で新型コロナウィルスに感染した場合は入院となります。

PCR検査で陽性と判定されると感染しているということです。

しかし、新型コロナウィルスとは言え、一概に全ての患者を入院させるのは物理的に無理が生じています。そこで軽症患者に対してはホテルなどを政府が用意して対策を行っていますが現在日本の感染者数が増えないのはPCR検査を限定している可能性が高いです。

意図的か意図的でないかは抜きにして問い合わせが追いつかない現状があります。

ただ、PCR検査を意図的に限定しているとすればその理由は2つ考えられます。

1、爆発的に感染者が増えると病床数が物理的に足りない
2、国費での強制入院のため財政圧迫懸念

そして陽性と判定されてもすぐに入院となる運びではなく指示が出るまで自宅待機となります。軽症から一気に重篤化する恐れがあるのでこの辺の見極めが非常に難しいところです。

PCR検査は風邪症状も陽性にしてしまう可能性

中部大学総合工学研究所特任教授の武田先生はこのような発言をされています。

「新型コロナウィルスは風邪症状までも陽性にしてしまう可能性がある」

確かに新型コロナウィルスで重篤化して死に至るケースがある反面、たいしたことがなくなんだったんだろう?といった声も聞かれます。
軽いインフルのような患者もいたり、無症状で人にうつし重篤化させる恐れもあります。

ただ懸念されるのが全てを受け入れていると「他の病気の患者はどうなるのか」が懸念されるところです。

病気は新型コロナウィルス以外だけではない

当然のことですが、世間は新型コロナウィルス一色になっていますがそれ以外の病気を抱えている方は多くいます。東京都医師会は「救える患者も救えなくなる」と声をあげています。

この背景には新型コロナウィルス以外の患者のことも考えての発信でしょうが医療崩壊が新型コロナウィルスによって起こった場合、全く新型コロナウィルスと関係のない患者まで巻き添えになる事実を知っておく必要があります。

パニックの中で見落とし、後回しになる医療現場

平常時は医師も落ち着いて患者1人1人と向き合います。
時には「念のために検査をしておきましょうか」といった言葉も出るでしょう。
この念のためで救われる命はどれだけあるでしょうか。

医療現場は常に余力が必要です。

しかし、今回の新型コロナウィルスでパニックになった医療現場ではその巻き添えは他の患者にも起こっています。

” 手術の延期や検査を後回し “

重篤な症状よりも直ちに命に別状はなと判断され後々手遅れになる病気はどれくらいあるでしょうか。

・ヘルニア
・脊柱管狭窄症
・ステージI~IIのがん

さらに医療崩壊では医師や看護師の新型コロナウィルスによる感染で執刀できないケースも出てきます。重要な手術を執刀出来ない場合は転院する必要も出てくるでしょう。

ただ受け入れ先にその余力があるのかという事も疑問でたらい回しが出る恐れもあります。これが新型コロナウィルスの医療崩壊で起こる裏側の恐ろしさではないでしょうか。

欧米の医療崩壊と病床数

欧米ではなぜ医療崩壊が起こったのか?ここには感染者数の爆発もありますが「病床数」が関係しています。

G7諸国の人口千人当たりベッド数は以下の通り

・イタリア=3.2
・ドイツ=8
・カナダ=2.5
・フランス=6
・アメリカ=2.8
・イギリス=2.5
・日本=13.1

圧倒的に日本は病床数は多く、そして感染者数は少ない現状。しかし、ここに甘んじては危険です。検査数を増やすと、病床数は瞬く間に不足となり医療崩壊を起こす恐れがあります。

日本政府の緊縮策は考え直すべき

日本政府は2025年に向けてこのような案を過去に出しています。

日経新聞より引用

病床数を最大20万削減 25年政府目標、30万人を自宅に。
政府は15日、2025年時点の病院ベッド(病床)数を115万~119万床と、現在よりも16万~20万床減らす目標を示した。手厚い医療を必要としていない30万~34万人を自宅や介護施設での治療に切り替える。
日経新聞より引用

これは緊縮財政の考え方ですが、今回の新型コロナウィルスの件で考え直すべき事案です。イタリアもこの緊縮財政の考え方で病床数を減らしています。

医療崩壊は「ただ単に新型コロナウィルスの患者が増えたから大変です」という簡単な内容ではありません。緊急事態宣言での外出自粛要請を政府は声をあげています。

1人1人の意識で医療崩壊を防ぐ、1人でも多くの命を救うことは可能ではないでしょうか。

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投資歴16年。過去には様々な投資案件を行ってきており、為替FX、暗号資産(仮想通貨)分野に精通しており、現在は、トレーダー講師としても活躍中。
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