10月31日、中国大手暗号通貨メディアトップ達とのミーティングでのファイルコインの最新状況を記事としてアップします。
1年間のマイニングでどれだけのFilecoin(ファイルコイン)の採掘が見込めるのか?
1TBでストレージを100%使った場合、一定以上の技術力のあるマイナーであれば、どのマイニングストレージでもマイニングで得られるファイルコインの数量は大差なくなると考えられています。
ただしまだストレージ利用が100%までは時間がかかる状態のため、日々のマイニングで得られるファイルコイン数が少なくなっています。ストレージ利用が最大化した場合、1TBあたりで0.21〜0.22FIL/日→1年で76.65FILと想定されています。
IPFSでどこのマイニングプールを使うかを企業側が選べるのか?
特定のデータのチャンネルを作ることにより、企業側、IPFSを利用したサービス提供側が特定のマイナーを選ぶことができます。これはプライベートチェーンによってやりとりが行われることになります。
マイニング効率は上記2つの組合せで効率が最大化する
ストレージが100%使われるようになるためにはまだもう少し時間がかかります。
① 有効ストレージがどこまで使われるようになるのか?
② リアルな活用企業、プロジェクトとコネクションを持ち、マイナーがそのサービスを自社でマイニングを行えるか?
この2点でマイニング効率が今後は変わってくることになり、特に②については企業間での格差が時間の経過とともに広がる可能性が高いと考えられます。
そして全ネットワークの有効ストレージパワーが2500PPに達した場合、1つのブロックあたりの報酬が25〜30枚になり、当初の想定の0.21〜0.22FIL/日という数字が大幅に上昇することが見込まれます。
最近のFilecoin(ファイルコイン)マイニングルールの更新について
①報酬のロックについて
メインネット公開前になり、トークン価格を安定させるために、プトロコルラボ側より、マイナーがマイニングで得たファイルコインに対してロックがかけられることが決定しました。
当初は100%全てがロックされた上で、180日にわたって分配される案になっていましたが、マイナー側からこれでは条件が厳しすぎるという声が多数上がり、最終的には下記の形で決定しました。
メインネットが開始してから毎日の報酬の25%はアンロックされます。
残りの75%は180日間に渡ってアンロックされます。
マイニング参加者には日々のマイニングで得たファイルコインの25%分が即座に届き、残りは180日間に分割されて届く形になります。
手元に届いた25%は直ぐにバイナンス等で売却することもできますが、今はDefiで預ける利回りが非常に高いため、預けての運用が有利だと考えられます。(ただしこの辺りは自己判断で行いましょう。)
②IPFS利用企業への報酬について
現状IPFSで使われているのは個人間で利用するものに偏っています。IPFSの商業利用を促進させるために、大企業を取り込むために10倍の報酬を出すプランがスタートしました。
ストレージ利用が大きくなれば、利用側からファイルコインを利用料として徴収しますが、現段階では商業利用促進のため、IPFSを利用する側に報酬を出します。
③マイナーへ保証支払い
過去のスペースレース期間中にプロトコルラボ側がコードの変更を何度か行いましたが、
コードの更新がなければもっとマイニングが出来たため、プロトコルラボはその分をマイニング事業者へ保証としてその分の報酬を出しました。
スペースレースに参加した多くのマイナーにファイルコインが一定額渡されることになり、ラボ側とマイナー側が、よりフェアな形で様々な進展が進んでいることが見て取れます。
④6Blockの購入者へのボーナス案
既にマイニングが開始されていますが、ストレージが100%活用されるまではしばらく時間がかかるため、当初予定よりもマイニング報酬が少ない状況です。
このため、6Blockからの提案により、すでに購入された人については、2年目の継続価格は初年度の半分の価格で購入できることが決定しました。
こちらの詳細については、既に参加されている方個々に連絡が入ることになりますので、情報を楽しみにお待ちください。
