世界でプラスチック産廃が激増
新型コロナのパンデミックでプラスチック業界が激震に見舞われています。中国から欧州、米国、アジア各国まであらゆる地域で、フェイスシールドや手袋、食品のテイクアウト用容器、オンラインショッピングで注文された商品の配送用緩衝材などの需要が増えています。
こうした製品はリサイクルできず、廃棄物が急増しています。日本ではスーパーなどでのレジ袋の有料化もスタートしていますが、日々出されるプラゴミの量に対策が間に合わない格好となっています。
新品価格下落でリサイクル需要も激減
その一方で、プラスチック業界内ではコロナ禍で、リサイクル品と新品の間で価格競争が激化しています。主要世界各国の価格データからみると、世界各地でリサイクル品がその競争に負けている実態が明らかになりました。
リサイクルプラスチックが新品との価格競争で不利な状況にあるのは、原材料である化石燃料の値下がりが一番の原因です。ほぼすべてのプラスチックは化石燃料から生成されるわけですが、石油はコロナ禍による景気減速で需要が落ち込んで価格が下落しています。
世界中でのロックダウンの影響で、人の移動は長期にわたり制限されましたので、車に乗る機会が減ればガソリン需要は減りますし、国家間の人の移動が大幅に減ることで、飛行機の便数も大幅に減り、燃料需要は激減しました。
様々な化石燃料に対する需要が減ったために、これに伴い新品のプラスチックも値下がりしたわけです。
多くのプラゴミはリサイクルされていない現状
2017年に科学誌サイエンスに掲載された調査よると、1950年以降に世界中で発生したプラスチック廃棄物は63億トンで、その91%はリサイクルされていません。
廃プラスチックの大半はリサイクルが難しく、リサイクル業者の多くは以前から政府の支援に依存しています。業界内でバージン材料と呼ばれる新品プラスチックの価格は、最も一般的なリサイクル品の半分ということもあります。
これではリサイクル市場が大きく伸びる理由は見当たりません。新型コロナ感染拡大以降、リサイクルプラスチックの利用方法として最も一般的な飲料用ボトルですら生き残りが難しくなっています。
飲料ボトル製造用のリサイクルプラスチックは新品ボトルの製造に適合するプラスチックに比べて83-93%割高なのです。新品プラスチックの価格が下落する中では、リサイクルプラスチックの需要は高まらず、結果的にプラゴミは世界中で増加し続けることになります。
プラゴミ増加による気候変動リスク
世界経済フォーラムが飲料業界のデータに基づいて試算したところによると、プラスチック製ボトル4本の製造で排出される温室効果ガスは、自動車が1マイル(約1.6キロ)走行する際の排出量に相当するそうです。
米国で燃やされるプラスチックの量はリサイクルの6倍に上るとされます。世界各地のリサイクル業者によると、新型コロナ感染拡大以降、リサイクル業界は大打撃を被っており、リサイクル業界の落ち込みは欧州で20%以上、アジアの一部では50%で、米企業の一部は60%に達しています。
プラスチック以外の容器や包装はプラスチックよりも温室効果ガスの排出量が多くなる可能性があるとも指摘されています。素材の一部にプラスチックが使われるマスクも、環境汚染の要因になっています。
公式統計によると、中国の3月のマスク消費は1億1600万枚で、2月の12倍に急増しました。中国の2020年のマスク製造は全体で1000億枚を超える見通しとなっています。
米国は新型コロナ感染のピーク時の2カ月に出た医療廃棄物が金額ベースで1年間分に相当したと発表されています。新型コロナ禍により、世界中で新たな産廃、プラゴミが大量に出続けており、世界の環境悪化が加速しているのです。
このままでは本当に間に合わない・・・・
AI TRUSTでは過去何回か環境問題について記事化していますが、目先の改善、改革では地球環境の悪化を防ぐことはできません。世界が強調する形での罰則規定、そして環境改善に対しての優遇策を打ち出すべきでしょう。
個々人が環境に対して常に気を配った生活様式を送ることは当然として、投資という視点にたった場合、環境改善というテーマの中で、革新性のある話題性を持つ企業、技術を持つ企業への注目をしていきましょう。環境改善というテーマに基づいて、ポートフォリオを自分なりに組んで行っても、良い成果につながる可能性も高いと思います。
バイデン氏が有利な展開が進む米大統領選ですが、相手がトランプ大統領だからこそ、まだまだ何が起こるかわかりません。
しかし地球温暖化に対しては無頓着で、化石燃料業界を支援するトランプ氏が再選すれば、世界の環境悪化リスクは高まるばかりですので、今回の選挙に関してはバイデン氏の勝利を心から願いたいと思います。
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