2026年3月29日 過去24時間の市場動向と経済ニュース
ビットコイン価格動向
ビットコインは過去24時間でやや上昇し、最新価格は約66,770ドル(前日比+1.0%)となっています。米中のインフレ懸念や原油高を背景にリスク回避の動きが続く中、市場は一旦落ち着きました。トランプ政権による中東和平案への期待感で株価は上昇し、原油価格は一時下落しました。この影響でビットコイン相場も急落から持ち直し、底固めの様相を呈しています。需給面では機関投資家の買い戻しや投資家のインフレヘッジ需要が下支えとなっており、引き続き政策や規制動向にも注目が集まっています。
主要な経済・金融ニュース
サウジ、ホルムズ迂回パイプラインをフル稼働
サウジアラビアは東西石油パイプラインのフル稼働を実現し、ホルムズ海峡を迂回して日量約700万バレルを供給しています。ヤンブー港からは原油が約500万バレル/日、石油精製品は70~90万バレル/日が輸出されており、サウジ石油相は4月までに能力全開にすると表明しました。湾岸情勢悪化で原油価格は一時100ドル超まで急騰していますが、OPEC諸国は今後も産油量引き上げを検討しています。エネルギー供給不安が高まる中、市場では原油価格の高止まり懸念が強まっています。
エジプト、燃料不足回避で公共投資を一時停止
エジプトのマドブリ首相は、イラン戦争による燃料不足リスクに対応して政府の大型プロジェクトを一時停止すると発表しました。燃料・軽油の消費が多い公共事業を2か月間先送りし、政府車両向け燃料供給も30%削減します。湾岸情勢の悪化で輸送コストやエネルギー価格が高騰しており、財政圧迫を回避する狙いです。こうした措置により公共投資は鈍化しますが、政府は経済への影響を最小限に抑える方針です。
デンマーク選挙で与党大敗、協議は難航
3月24日のデンマーク総選挙で、与党・社会民主党が過去1世紀で最弱の得票率に沈む見込みとなりました。メッテ・フレデリクセン首相率いる与党は大幅に議席を減らす見通しで、今後の連立協議で苦しい舵取りが強いられます。野党は勝利を強調しており、与党内では政権維持に向けた緊張が高まっています。経済政策やEU加盟国としての安全保障対応など課題が山積しており、政局混乱が短期的に市場心理に影響を及ぼす可能性もあります。
中国工業企業の利益急増、一方で戦乱リスク
中国国家統計局によれば、今年1~2月の主要工業企業利益は前年同期比15.2%増と大幅に拡大しました。特に通信機器などのハイテク部門で利益が急増し、AI需要を背景に工業生産が好調でした。一方で原材料コストの上昇が企業収益を圧迫しており、米・イスラエルのイラン攻撃が貿易・エネルギー市場を乱高下させている点は警戒材料です。市場では中国経済の回復基調を評価しつつも、輸出・エネルギーコストへの悪影響が今後の成長に与える影響について注意が必要と見られています。
