ロシアによるサイバー攻撃
新型コロナの世界での感染者数は13,734,518人、死亡者数は588,149人となっています。ロシアの情報機関が、新型コロナワクチン開発を急ぐ世界の研究機関にサイバー攻撃を仕掛けていると、英国および米国、カナダの政府が発表しました。
ロシア当局はこれを否定していますが、最近は中国のハッキングばかりがニュースに流れていましたが、最新技術に対する諜報戦は加速するばかりです。
人口減少に向かう人類
世界の人口は2064年の97億人をピークとして減少に転じ、21世紀の終わりまでには約88億人に縮小するという予測を、米ワシントン大学医学校の保健指標評価研究所がまとめ発表しました。人口減少の主な要因としては、女性が教育を受ける機会が増えたこと。そして避妊の機会が増えることを理由として挙げています。
同研究所によると、出生率は2100年までに195カ国のうち813カ国で、その時点の人口を維持するために必要な割合の女性1人当たり2.1人を下回る見通しとなっています。
日本やタイ、イタリア、スペインなど23カ国の人口は50%以上減ると予想され、日本の人口は2017年の約1億2,800万人から、2100年には約5,300万人に減るとの見通しを示しました。人口が減るだけでなく、社会の高齢化も進んで経済成長に大きな影響が出るだろうと研究者は指摘しています。

人口が急増するアフリカ
アフリカのサハラ砂漠以南の国の人口は、2017年の推定10億3,000万人から2100年には30億7,000万人へと3倍に増える可能性があり、21世紀の終わりまでにはアフリカの人口が世界の半分近くを占めるようになる見通しとなっています。
しかしこの点については、今回の新型コロナがアフリカに深刻な影響を与え、貧困化、食糧危機、治安悪化が深刻化しますので、人口増加数にも影響を及ぼす恐れもあります。

巨大な人口を持つ中国・インドの成長も止まる
インドや中国などの国では、生産年齢人口が激減して経済成長が阻まれ、労働力や社会を支える制度に悪影響が出る可能性もあるとしていており、中国の共産党一党体制の維持にも疑問も残りますし、インドに関しては実質格差社会の中で、今回の新型コロナの感染拡大もあり、成長線を描ききらないまま停滞してしまう可能性もあります。
米国やオーストラリア、カナダのように出生率の低い国では、移民によって人口の減少が相殺される可能性もありますが、トランプ大統領は移民流入に対し厳しい姿勢を取っていますし、新型コロナの感染拡大が止まらなければ、自国中心主義が各国で起こり、移民の受け入れに消極的になれば、人口減少は歯止めがかからなくなります。

世界が高齢化社会に向かう
出生率の低下と長寿命化に伴い、2100年の世界の人口は65歳以上が23億7,000万人を占めるのに対し、20歳未満は17億人にとどまると予想され、世界が高齢化していきますので、各国の社会保障制度そのものが大きな影響を受けますし、先進国では今の制度を続けることは実質不可能だと考えられます。
影響の大きな国は?
日本)人口はピーク時の2017年には約1億2,800万人でしたが、今世紀末までに5,300万人以下に減少すると予測されています。
イタリア)日本と同様に、同時期に約6,100万人から約2,800万人へと劇的に減少するとみられています。
中国)現在世界で最も人口の多い中国は、2024年にピークの約14億人に達し、その後は2100年までに半数近く減少して約7億3,200万人になると見込まれています。
イギリス)2063年に約7,500万人となってピークを迎え、2100年までに7,100万人へと減少する見通しです。
人口減少の何が問題か?
人口が減少すると何が最も大きな問題か?
これは明白で、既存の社会保障システムを支えきれなくなることにあります。税率を上げることで財源を確保するという考え方にも限界があります。
働いたお金の殆どを税金に取られ、かといって、先々の自分の将来の年金や社会保障制度が保たれるかわからないとなれば、働くことへの意欲もわかなくなります。
高齢化が進めば医療コストはどんどん増加することになります。社会保障制度が保てなくなり、医療費負担が増えれば、それ自体を支払えない高齢者も続出することになります。
生活が保てないために生活保護申請者、受給者が増えれば、生活保護の仕組み自体が崩壊します。
高齢者を誰が世話をするのか?老老会議は当たり前で、老老老介護と言ったことも現実に起こりえますし、介護疲れからの無理心中や殺人も急増するでしょう。

積み上がった国の借金は誰にも支払えない
新型コロナによる経済危機、金融危機を食い止めるために、世界中の中央銀行は過去に例にない借金を積み上げ、紙幣を刷り続けました。
借金は多くの国で過去最大を更新し続けています。実質ゼロ金利で目先の負担が少ないため、財政は破綻せずに済んでいますが、冷静に現実的に考えてみましょう。
様々な上記問題が深刻化する中で、先延ばしされた借金を返すことができるのか?
返すことなどできるはずがありません。そして積み上がった借金の金利負担にも現状では耐えられません。超長期間のマイナス金利、ゼロ金利が続くことになるでしょうが、追加で発行される国債への買い手がいなくなれば?
金利が急上昇するリスクもあります。

財政ファイナンスを行うインドネシア
既にインドネシアでは金融の禁じ手である財政ファイナンスが行われています。政策運営自体がギャンブル化しています。
国の発行する新規国債を全て中央銀行が購入するということを幾らでも行えるのであれば、何の苦労もいりませんが、現実的には過去これにより何度もハイパーインフレが起こっています。インドネシア通貨は大きな下落に直面していると考えるべきです。

資本主義の限界
現在の金融資本主義は既に限界にあり、今の形での人類の発展は限界に来ているとも考えられます。これをひとつの経過段階として次の発展を迎えるための希望的な展開は考えられるのか? 今は悲観的な方向に進むリスクが高いと感じられます。
①世界的な戦争が起こり、各国が大混乱し、実質各国の借金が無価値化する。現在の米中関係悪化をみても冗談抜きにリスクは確実に高まっています。
②新たな病気の世界的蔓延(新型コロナの変異形もありえる)で死亡者が激増し、多くの国家が壊れる。
③地球温暖化が加速し、自然災害が猛烈に巨大化し、現在の体制自体が一度崩壊する。
④AI(人工知能)、ロボットが急速に進化し、人は働く必要自体がなくなる(人がAIから地球にとっての最大の害とみなされ、ターミネーターの世界に進む可能性もあり)
何にせよ、人類はこのあと非常に困難で大きな壁を超えなければ、今の問題を解決することは不可能ではないかと思われます。といってもこれを悲観的に考えるのではなく、日々、日常は過ぎていきますので、自分自身ができることを、楽しいと思うことを、いま行っていくしかありませんね。
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