ブラジルではコロナ死で病院で騒動も
新型コロナの世界での感染者数は8,096,403人、死亡者数は4388,443人となり、感染者数は800万人を超えてきました。100万人感染者が新規で増加するまでの日数は8日間と、新興国での感染拡大が止まりません。
ブラジルのリオデジャネイロ市の病院では、入院中の親族が死去したことに動転した家族が、新型コロナの患者の治療に使われていた集中治療室(ICU)に押しかける騒ぎがありました。動揺した家族は規制区域のICUに入り込み、標示を壊し、ドアを閉めるなどの行動に及んだといいます。
警備員らが介入し、事態は沈静化されましたが、コロナ感染によるストレス、家族の死がもたらす中で、ブラジル社会そのものへの不満爆発もあったのだと考えられますね。

スウェーデンの集団免疫実験は失敗か
スウェーデン政府の公衆衛生局は11日、1日あたりの新型コロナ感染確認者数が過去最高の1,474人になったと明らかにし、これまでの記録を塗り替えました。
スウェーデンでは3月下旬以降、集団免疫実験を行い、徐々に感染が広がっていましたが、5月末から増加の勢いは増しています。感染者数は本日の時点で53,323人となり、死者数も4,939人に達しており、集団免疫実験は現時点では成功したとはとても言える状況にはありません。
しかし、国民の多くが免疫を持つことにより、第二波、第三波が来た時には感染が広がらない可能性もあり、成果を図るにはもう少し様子を見る必要がありそうです。
かたや日本の昨日の調査では、東京でも抗体保有者は0.1%しかおらず、第二波が来たときには第一波より深刻な感染拡大リスクがあり、インフルエンザ流行と重なることでの医療崩壊リスクを、今から備えるべきでしょう。

アフターコロナ 旅行バブルは起こらない
今年の夏休み期間中に旅行予約した人は、前年に比べ大幅に減少しています。渡航が制限されている海外から国内へのシフトが進む可能性も指摘されていましたが、その思惑は今のところ空振りに終わりそうです。
旅行やレジャーの需要が弱いままでは、回復が期待されていた7〜9月期の国内総生産が、大幅減とみられる4〜6月期から横ばいとなる可能性も出てきています。新型コロナ感染症拡大の影響で、世界中の旅行業界がかつてない大きな危機に瀕しており、多くの国で外出禁止や海外渡航の制限がされたことで、旅をするという日常の楽しみのひとつは多くの人の行動から消えてしまうのか?
地域で誘致、活性化を図る街も多くでてきており、一日も速くコロナが収束し、元通りの旅を楽しむ生活がやってくることを期待しましょう。

中国政府にはトランプ政権が都合良し
中国政府はトランプ政権の継続を支持する方向に傾いていると、9人の現・元政府関係者が明らかにしています。
トランプ政権は対中強硬策を取り、貿易摩擦の継続や地政学的な不安定で中国は打撃を受けますが、それ以上に、米国が戦後築いた同盟国のネットワークの信頼関係が崩れることにより、欧州や新興国、途上国との関係強化ができ、大きな利益が得られると考えているためです。
中国の覇権主義にとっては、目先のアメリカとの関係よりも、世界各国の中での自国地位向上が今は優先されるということです。トランプ大統領の下では、アメリカが世界のリーダーの地位を放棄してしまう中、次の時代を日本はどういう立ち位置で世界の中で在るべきなのか?何を目指していくのか?
より具体的なビジョンと行動が必要とされています。これは日本という国家というだけでなく、日本人一人一人にとっても大きな問題であり、成長する企業群も変わってきますし、将来お金はどういう方向に流れていくのか? これも変わりますので、理解を深めて活用する必要もでてくるのです。

米景気安定化へ
6月のニューヨーク連銀製造業景況指数はマイナス0.2と、過去最低だった前月のマイナス78.2から急伸しました。
これは2001年の統計開始後で最も大きく持ち直しです。各州が新型コロナ流行に伴うロックダウンから経済活動を再開する中で、景気が拡大には至らなくとも安定した兆しが今回示されたことになります。
米小売売上高は5月は過去最大17.7%増となり、市場予想の2倍超の伸びを見せました。これを好感し、米株式市場も大きく上昇し、過剰流動性相場が加速している感がみえます。https://ai-trust.info/af-game-2/
中国でもインスタント食品が大人気
新型コロナの影響で、中国各地でマスクの次に品切れが続出したと言われるモノはなんだったのか? 加熱式食品です。中国では、まずカップ麺などのインスタント食品が店頭から姿を消し、同時に、巣ごもり消費として一気に需要が加速したのが、加熱式の容器を使った加熱式食品でした。
日本でも加熱式容器を使った駅弁が売られていますが、中国で加熱式食品は温めて食べる弁当という感覚ではなく、インスタント食品の一種という位置づけでスーパーやコンビニなどで広く売られています。白米、粥、ラーメン、カレーライス、中華料理など様々な種類がありますが、今の人気は加熱式火鍋です。
加熱式火鍋は、乾燥野菜や豆腐、春雨、スープの素などが入った激辛味のインスタント鍋料理で、中国ではもともと火鍋は人気外食ですし、日本でも加熱式火鍋が販売されるようになれば、人気化するのではないかと思いますね。楽天では韓国式の加熱式火鍋が1,000円以上で売られていますが、個人輸入でヤフオク転売しても面白い商材になるかもしれません。

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世界経済は2020年、マイナス6%成長と戦後最悪を記録することが予測されています。しかし、そのような中で世界中の株式市場は高騰し、ナスダック市場は最高値を更新しました。
日銀、FRB、ヨーロッパ中央銀行、それ以外も世界各国の中央銀行が過去に例がない極端に大きな資金を、コロナ対策費としてつぎ込んでいます。これにより世界の株式市場は完全な過剰流動性相場、アフターコロナバブルです。
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