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【5月14日】速報:いま世界で何が起こっているのか?

コロナは消滅しない

世界保健機関(WHO)で緊急事態対応を統括するマイケル・ライアン氏は、新型コロナがHIVと同様、消滅しない可能性があるという見方を示しました。

同氏は「新型コロナが一部の地域で通常の範囲内で広がっている状態になり、決して消滅しない可能性がある」とした上で「現実的に考えることが重要で、新型コロナの消滅時期は誰も予想できないと思う。新型コロナは長期的な問題に発展するかもしれず、そうならないかもしれない」と語っています。

改めてアフターコロナの生活様式について考えさせられます。自国でコロナに勝利しても、グローバル化された社会の中、人の移動が各国で行われることで、いつでも再流行するリスクがあるということです。ワクチンが完成し、途上国にまで行き渡り、接種されない限り、少なくとも元の経済には戻らないことは確実だと考えるべきでしょう。

国連:世界経済 マイナス3.2%を予測

13日に発表された国連「世界経済状況・予測」報告書では、新型コロナの感染拡大の影響で世界経済の今年の成長率がマイナス3.2%になると予測しました。また2030年までに新たに1億3,000万人が極度の貧困に陥る可能性があるとしています。

報告書では、2020〜21年の生産の損失は累計で約910兆円と推計され、過去4年間の増加分をほぼ帳消しにすることになると見込んでいます。様々発表される数値が、時を追うごとに悪化していることに着目すべきです。先行し株価は上昇しましたが、これは投資家の勇み足である可能性も高く、投資への慎重な行動が必要です。

米:パウエル議長慎重発言

FRBのパウエル議長は、米経済が前例のない下振れリスクに直面していると指摘し、財政および金融当局がこの試練に立ち向かわなければ、家計や企業に長期的な打撃を及ぼす恐れがあるとの見解を示しました。

マイナス金利導入にはあくまでも消極的であり、トランプ大統領とは考えの相違が明確です。FRBも実質ゼロ金利を既に導入していますし、米国経済が更に悪化が続いた場合、最終的にマイナス金利を導入することになれば、円高が一気に進む可能性が高いです。そして世界中の先進国で行われるマイナス金利により、誰も予想もできない金融の未来が広がることになります。

米:中国系ハッカー集団が不正侵入

米連邦捜査局と国土安全保障省は、中国系のハッカー集団が新型コロナに関する研究を手掛ける米国機関に不正侵入していると発表し、科学者や公衆衛生当局者に注意を呼び掛けました。

ハッキング行為自体、米中含めた世界各国が実際には既に行っていることであり、あえてこのタイミングで新型コロナに関して、中国系ハッカーとキーワードを並べたことに、トランプ政権の意図を感じます。米国民の目を中国に向けさせる意図を感じます。

ガーナ:スーパースプレッダー発生

西アフリカ・ガーナの水産工場で働く従業員1人から533人に新型コロナの感染が拡大していたことがわかりました。同国のアクフォアド大統領が明らかにしました。

同国の港湾都市テマの工場で533人が新型コロナに感染していました。今回の感染は4月に収集されたサンプル921件を検査したことで判明しましたが、アクフォアド大統領は今回の感染判明を受けた対応の詳細については明らかにしませんでした。アフリカでの新型コロナ感染蔓延が心配されます。

米:景気刺激策は無限に行われるかもしれない

ウェルズ・ファーゴのアナリスト、マイク・メイヨー氏は、新型コロナ対策の景気刺激策は「無限」かもしれないと述べました。メイヨー氏はリポートで、短期的には「経済と失業者への支援が次から次へと」繰り出される可能性があり、外出制限が続く限りその要求があると指摘しています。さらに「米国では個人消費の回復が過小評価されるべきではない」と続けました。

これは非常に重く考えるべき意見だと感じます。世界中で行った緩和策が、まだまだ継続されるということは、紙幣は刷られ続け、各国の借金は増え続けるということです。そしてWHOでのコロナは消滅しないという意見と重ねて考えると、メイヨー氏の意見は更に重みを増します。トヨタ自動車の決算見通しはマイナス80%を予測しているにもかかわらず、株価は大きく下がっていません。

本来のPERとかけ離れる水準の株価とも考えられますが、紙幣への信頼がどんどん失われ、業績が下がっても、紙幣よりトヨタ株が安心と多くの人が感じているということだと思います。紙幣の価値の下落は、既にどんどん進行していると考えるべきで、紙幣からの分散は本当に急ぐことが大切だと改めて感じます。

英:HSBC 金取引で210億円の損失

英銀HSBCは3月、金取引で1日に約2億ドルの損失を出したことを発表しました。金市場が混乱し、ニューヨークとロンドンの相場が大きく乖離したあおりを受けた形となります。

ニューヨークの金先物相場とロンドンの現物価格の差は通常、1オンス当たり数ドル以内の価格差ですが、損失の発生した日には一時70ドルに拡大し、ニューヨークの先物とロンドンの現物のポジションを使った「エクスチェンジ・フォー・フィジカル(EFP)」と呼ばれる取引を活発に行う銀行に打撃を与える格好になりました。

暗号通貨の世界では、市場が成熟していないこともあり、世界中の取引所で価格差は発生していますが、金の市場でこれだけ大きな価格差が発生することは今までありませんでした。先月は原油先物価格がマイナスになる場面もありましたが、今の金融市場はいつ想定外の事が起こってもおかしくないと考えておくべきでしょう。

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