いま世界で何が起こっているのか?
新型コロナの世界での感染者数は3,935,828人、死亡者数は274,655人となっています。世界保健機関(WHO)はアフリカについて、感染拡大を封じ込めることができなければ、最初の1年間で最大19万人が新型コロナ感染症で死亡する可能性があると報告書で警告しています。
AI TRUSTではアフリカのリスクについては過去にも何度か記事を書いていますが、まずはこちらを確認してみてください。

FX取引過去最大 1,015兆円!!
新型コロナでテレワークをする人が多くなったこと。外出自粛規制によって余裕時間があること。この2点が一番の理由でしょうが、円ドル相場が3月は大きく動いたことも要因として考えられます。FXの3月の取引高は1,015兆円までで膨張しました。
新型コロナの感染拡大が深刻化した3月、外国為替証拠金取引(FX)の取引金額が過去最大となりました。有事に強いドルをめぐり市場が混乱し、円相場が大きく上下しました。新型コロナ流行の長期化などに警戒が強まれば再び相場の乱高下はあります。
先月の時点ではドル円は105円に向かうと日々の記事の中でも書きましたが、現在106円台ですから想定通りの動きになっています。ユーロ安の動きは想定よりも大きいですが、まだもう少しユーロは下がることを予想しています。
今の為替市場は非常に妙味があり、優秀なEAを使えば好成績が期待できます。
ただしボラティリティが高いので、保証金の積み増しなど細心の注意も必要になります。AI TRUSTで紹介している為替EAのLibraですが、この相場でも順調に推移しています。
まずはこちらからご確認ください。
米:実質失業率20%超えも
ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は、新型コロナの感染拡大によって、米国の失業率は悲惨な水準に上昇すると予想しました。そしてその上で、景気回復には時間がかかり、そのペースは緩やかになるとの見通しを示しました。
カシュカリ総裁は、8日発表される4月の米失業率について、恐らく16%か17%といったところだろうと予想しています。そして更に、実質的な数字は23-24%程度と考える。悲惨な水準だと付け加えています。
昨日実際に発表された数字は14.7%となりましたので、予想を下回る水準でした。しかし実質失業率が就業者の4人に1人近くまで上昇するということですから、リーマンショックどころではなく、世界大恐慌をも超える水準になっていくリスクもまだまだあります。
株式市場の二番底はこれからやってくるのです。この点、このリスクを常に意識していきましょう。
欧州:選択肢はないが・・・
欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は、新型コロナの感染拡大がもたらす危機と闘うには従来型の政策措置を超える以外に選択肢はないと言明しました。
しかし、ドイツ国内では非常に慎重な意見が多く、ECB内でも考えは二分しています。決定が長引けば長引くだけ、南欧諸国は厳しい状況に追い込まれます。そしてこれは継続的なユーロ安につながっていきます。
ギリシア危機で何が起こったのか?

世界経済は更に悪化
国際通貨基金(IMF)は世界経済の見通しについて、最新の予測を発表した3週間前より悪化しているとの見方を示しました。
また、金融市場には混乱の波がさらに押し寄せる可能性があるとしています。株式市場はこの先二番底に向かう可能性が大きいです。
為替相場では円はこの先1ヶ月は円高方向に動く相場になることを想定していますが、ボラティリティが大きくなることも予想できますので、この点には注意が必要です。
日本:増えるコロナ切り
新型コロナ感染拡大の影響で、日本の自動車メーカーなどの工場で生産縮小が行われるなか、職を失う外国人労働者が増えています。
政府は「正確な数を把握していないが、雇用の調整弁として最初に切られる外国人の失業は、金融危機時以上の規模に拡大する」との見方もあり、外国人労働者の生活の不安が強まっています。アフターコロナの時代、コロナ切りが外国人労働者の中で増えた場合、犯罪増加などのリスクの高まりも懸念されます。

英:黒人や南アジア系でコロナ死亡リスクが高い
イギリスで、黒人や南アジア系の男性が、新型コロナ感染症で死亡するリスクが、白人と比較して約2倍高いとする報告書が発表されました。
南アジア系にはバングラデシュやパキスタンが含まれ、貧困などの要因を考慮すると死亡リスクはさらに上がるといいます。貧困や教育などの要因を考慮した場合、黒人の死亡リスクは4倍強に高まりました。
人種によって死亡率が異なるのは社会経済的不利などが関係していることも考えられます。就業している職も、人との接触機会の多いサービス業等に従事していることも要因として考えられますし、お金に余裕がなく、医療そのものにかかれないという現実もあるでしょうね。
ブラジル:経済崩壊危機に
ブラジルのボルソナロ大統領とゲジス経済相は7日、国内経済は崩壊の危機にあるとの警戒感を示しました。ゲジス経済相は、最高裁の裁判官らとの会議後、記者団に対して、生産活動が停止し、30日以内に食糧が不足する事態になることを企業幹部らが懸念していると説明しました。
また、貧困者を対象とした政府の緊急補助金は間もなく枯渇すると述べています。新興国、途上国の債権暴落、通貨下落リスクが継続的に表面化することになりそうです。

ナイジェリア:ZOOMで死刑宣告
アフリカ西部ナイジェリアの首都ラゴスで、殺人罪に問われた男がビデオ会議サービスのZOOMを使った裁判で死刑を宣告されました。これに対して人権団体からは、非人道的だとして批判する声が出ています。人との接触リスクを避けるということは理解できても、ZOOMを経由して本当に正しい判断ができるのか? この点にも疑問が残ります。
大胆な政策が続き、ドルを市場に供給し続けるアメリカ。既にAmazonやネットフリックスが過去最高値を超えたように、二番底が来ようとも、優良株は戻りも速いです。底値など誰にもわかりませんから、優良株を分散投資するのが正しい投資方法です。
“ WBL ウォーレン・バフェット・ロング “
バークシャー・ハサウェイ社よりも更に割安に市場で買うノウハウが詰まっています!!
毎週1回情報をまとめてお送りします。

AI TRUSTでは日々の金融市場に影響を与えるニュースを独自の視点から解説を行っています。是非ご自身の投資指標としてご活用ください!!